「世間」に負けない

あなたは、「世間の目」が気になりますか?

例えば、仕事がなかったり、離婚をしたり、独身だったり、非正規雇用が続いていたり、そんな状況で、一般的にはちゃんとしているはずの40代らしくない、、等のコンプレックスを感じて、外へ出ることができなかったリ、近所づきあいをすることができなかったリ、友達の誘いに乗れなかったリ。。

そういうことはないですか?

それは、「世間の目」を気にしているからではないですか?

私は、そもそも「世間」って何だろう。。?って思います。そもそも、離婚して子供達を連れて田舎へ戻ってきたシングルマザーっていうだけで、「世間」からは「落伍者」だとみられるんです。

でも、その「世間」ってなんでしょう?

実は「世間」って、自分が作り出した架空の人々ではないですか?

「みんながそういうから」
「この年になれば、普通はこんなくらいできるはずだし」
「仕事がないから笑われるだろうし」

そんなふうに、相手の分からない「世間」に負けて消極的になっているとしたら、すごくもったいないです。

たぶん、「世間」はあなたのことを、全然気にしていません

だいたい、人生は勝ち負けではないのです。

だから、見えない「世間」に振り回されないでください。

それに、世間はあなたを助けてくれません。あなたのことは、あなたが責任を取るしかないのだから、あなたの人生に責任を取ってくれない世間のことなんて、気にすることはないのです。

「雨にもマケズ」の心で世間に負けない

でも。。どうやったら世間に負けないことができるのでしょうか?

私は、宮沢賢治の有名な詩「雨にもマケズ」にヒントがあると思います。

このブログでは、人生は勝ち負けじゃないけど「負けない」ことが大切と言っています。ですから、競争ではないのです。

苦境に立った時に、その苦境を打ち負かすまでのパワーはいらない、ただ「負けない」だけでいい。「負けない」ほうが持続性があって、底力があると思っています。

私も、人生のどん底だった45歳の頃、色々な本を読んだり、40代で何もかも失った人が人生を好転させたストーリーを読み漁りました。

その中で、「一発大逆転」的なストーリーもあるのですが、それだとまた失敗したときにゼロに戻ってしまうし、誰もが「一発大逆転」できるわけではないな、と気づいたのです。それよりは、「負けない」ことで、小さくても良いから、身の丈の「負けない経験」を積み重ねていくほうが、現実的だし、はるかに遠くまで行ける、そう思ったのです。

そして、沢山のストーリーを読む中で改めて「雨にもマケズ」を読み、この宮沢賢治の不屈の精神、「負けない心」こそ、40代からの負けない生き方には大切だと考えるようになりました。

「雨にも負けず
 風にも負けず
 雪にも夏の暑さにも負けぬ
 丈夫なからだを持ち

 欲はなく
 決して怒らず
 いつも静かに笑っている (後略)

賢治は、「雨にも」「風にも」負けないといいながら、雨や風と闘っているわけではないですよね。勝負をしているわけでもない。

ただ、「負けない」

残念ながら賢治は若くして病魔に倒れてしまいますが、その心は時代を超えて人々に受け継がれています。「負けない」心は不屈なのです。

地味に見えるかもしれません。でも、「負けない」。世間に負けず、雨に負けず、風に負けず、自分の足でしっかりと立って、人生を歩んでいきましょう。

「自分の人生を大切にする」ことで世間に負けない

どうしても世間が気になるならば、「自分」に気持ちを集中させてみましょう。

あなた自身のことを一番に考えるのです。世間なんて考える必要無し。

だって、「世間」はあなたを守ってくれますか?
「世間」に気を使って遠慮したって、何かあなたは得ることがありますか?
「世間」は、あなたを養ってくれますか?
「世間」は、あなたの人生を保証してくれますか?

そんなこと、ないですよね。

あなたの人生は、あなたのものです。

世間ではなくて、あなた中心に、あなたの人生を大切にしていきましょう。