疲れたら、休む。そしてまた歩けば良い。

「今が逆境だ、人生のどん底だ」と思うと、落ち込んだり、何をやっても疲れやすくなったりしてしまいますよね。

そんな時は、無理をせずに、ゆっくりと休むのが良いです。シンプルには「寝る」こと。

それから、自然の中に出て歩いたり、動物と触れ合ってぬくもりを感じたり。

そして、心と体を開放してあげてから次に向かえば良いと思います。

私の場合も、疲れたと思ったらすぐに休むことで、次への力を養うことができましたし、今でもそうしています。

疲れたら休む。そしてまた歩けば良い。

45歳で無職になったときのこと。その後自宅で始めたネットビジネスも収入が上がってきた途端にちょっとしたつまづきで見込み報酬がゼロになって落ち込んでから1週間ほどして、平行して続けていた就職活動が実を結び、就職が決まりました。

前職は、苦手な仕事を「家族のため」という名目のもと我慢して9年間も続け、その間、県外異動や長時間労働、突然の長期出張など、振り回されることが多く、どんどん疲れていってしまいました。

「自分の人生」なのに、自分らしくない。全然自分らしくない。「置かれた場所で咲きなさい」というベストセラーがあるけれど、それを読んでも「咲けないことだってあるし、咲けないとわかっているなら場所を変えてもいいんじゃない?人間なんだから。足もあるんだし」と思うほどに、追い詰められていました。

そんな追い詰められた気持ちが、「私は違う。こんなところでくすぶっている人間じゃない。なんだってできるんだ」という「万能感」に囚われて、ネットビジネスに副業で参入。ことごとく失敗し、詐欺にまであったにもかかわらず、「こんなはずじゃない」感にとりつかれて、勢いで会社を辞めてしまったのでした。

その勢いで始めたネットビジネスも、最初の3か月で30万円程の収益を上げられるようになり、この調子で進もうと思ったところ、思わぬミスで、報酬がゼロに。ネットビジネスの脆弱さと不安定さを見せつけられる形になりました。

でも、その時には、正常な感覚を取り戻しつつあったので、やはり、「まずは地道な労働によって生活の糧を得ながら、ネットビジネスはできる範囲で正しい方法を続けていけば収益は伸びていく」、という考え方に変わっていたので、就職活動を開始していました。さすがに、報酬ゼロには参りましたが、でも、ヤケを起こしてしまわなかったのは、就職活動で、いくつかの持ち駒がまだ残っていたからでしょう。

そして、就職が決まった頃、ホッとしたのか、すぐに眠くなるようになった時期がありました。あと、頭痛に悩まされることも。それまで、ずっと家にこもりっきりのことが多かったのが、面接で緊張したり、慣れない場所へ行ったりして疲れたのでしょうか。

就職が決まり、条件の話をして入社の日も決まってから、必要書類をそろえるために、役所や銀行等を回りながら、とても疲れてしまいました。そんなくらいの事務仕事では、疲れることなんてなかったのに。

たぶん、前職を辞める前後から、ずっと、環境の変化や気持ちのブレが目まぐるしく、疲れやすくなっていたのだと思います。就職後にも続けるつもりで、細々とやっていたネットビジネスも、報酬がゼロになってからは、行き詰まりも感じていました。

そういう時もあるのでしょう。

ですから、そんな日は、昼間でも、外出先から帰ってひどい頭痛に襲われてしまうと、布団を敷いてグーっと眠っていました。眠ると夕方になってしまうのですが、頭痛はおさまり、さて、やるか、という気持ちになっているから効用があったのでしょう(笑)

「昼間から眠る」なんて、普通じゃだらしないかもしれません。でも、そういうことが必要で、効果があるときだってあるのですよ。

ですから、あなたも、どうしても疲れて仕方がないときは「こんなことじゃいけない」なんて自分を責めないで、眠ってください。ゆっくり休んで、脳も体も休ませて、ゆるりとしてください。

起きたら、前を向いて歩いていこう。

そして、起きたら、前を向きましょう。気分が落ち着いたら、前を向いて、目の前のことをやっていけば良いのです。

その時は、張り切りすぎなくて大丈夫。負けなければ大成功なんだから、一歩一歩歩いていきましょう。

私は、就職のための準備の本を読んだり、ブログを更新したりしていました。就職は、学生時代に取得した資格の仕事だったので、資格はあれども経験無しの状態だったので、思い出しながら本を読み進めました。

学生の頃に学んだことなので、先生を思い出したり、友達を思い出したり。レポートを思い出したり。走り続けてきた卒業後のあれこれを振り返る時があって、どん底まで落ちてしまった自分のミスを悔やむこともありました。でも、その気持ちすら、きちんと抱き締めて、自分で幸せになろう、等身大の自分で生きていこう、と自分に言い聞かせました。

落ち込むことや、疲れることは、いつだってありますよね。完全に元気で、毎日絶好調なんて人生は、あんまりないです。

ですから、疲れたらゆっくりして、眠って、起きたらまた歩く。大切なのは、「止まらないこと。」この繰り返しで、結構遠くまで行けるものだと思います。