気分が滅入りそうになったら歩こう!「歩けば元気になる」に根拠あり!

気分が滅入りそうになるとき、ありますよね?

「うつ病」まで行かなくても、ちょっと気分が滅入ったり、やる気がなくなったり、自信がなくなりそうになってしまったり。。

そんな時一番大切なことは、「休む」こと。ただゆっくりするのではなくちゃんと「眠る」こと。眠ることで、脳と体を休ませることです。

そして、次におすすめしたいのが「歩く」こと。

私は、リストラされたり離婚したり無職になったり色々あり、滅入ることも沢山ありました。このところは、45歳を過ぎて転職をして初めての仕事で疲れることも多いです。

疲れた時は、まずはともかく寝ます。
そして、休みの日には近所を散歩することでリフレッシュしています。

この「歩く」こと。私は昔から歩くことが好きで、旅行先で10㎞以上歩いて移動なんて普通のことでしたし、歩くことで気分転換もできて、筋力もつくし、お金はかからないし、良いことばっかりだと思っていました。個人的にそう思っていたのですが、色々調べてみたら、本当に体にも心にも良いということが分かりました。

そこで今回は、「歩く」ことの効用をご紹介します。ちょっと滅入りそうだな。。というあなたも、ぜひ歩いて、人生も、暮らしも、体も、心も、好転させていってくださいね。

歩くと「前向きホルモン」や「幸せホルモン」が出る!

ちょっとふさぎ込んだ気分の時って、外に出るのも面倒になってしまいますよね。「ふさぎ込む」だけでなく、体調も悪くなってしまうと、歩くどころではないかもしれません。だから、もしそんなふうになったら、まずは休んで眠ることが大切です。

ゆっくり眠ると、体が休まるだけでなく、心にゆとりが出て、人に優しくできる余裕ができ、考え方もポジティブになります。ゆっくり眠ったら、次には歩いてみましょう。

歩くと、「テストテロン」というホルモンが増えるそうです。「テストテロン」は男性ホルモンの代表格。筋肉や骨を強くして、やる気や記憶力や精力を高めてくれるホルモンです。また、社交性を高めるものでもあるそうで、楽しく人と交わる気力も生まれてきます。

「テストテロン」は男性ホルモンではありますが、女性にも必要なもの。元気に活躍するには欠かせないものです。

また、歩くことで「幸せホルモン」と言われる「セロトニン」が増えるそうです。歩くと前向きで明るい気持ちになれるのは、このセロトニンが増えるからのようです。

この他、沢山のホルモンバランスが、歩くことで調整されるそうです。

また、歩くことで肥満の解消にもつながります。すると、心だけでなく実際に身体も軽くなりますよね。

「心も体も軽くなる!」しかも、歩くだけですから、すごく手軽に、コストをかけずになれるのです。

毎日10分でも良いですし、休みの日に30分~1時間歩いても良いと思います。

私は、平日は仕事なのでなかなか歩けませんが、休日に散歩をしています。うちは地方都市の郊外にあるので、少し歩けば緑の野山なのです。川も流れていますので、川べりを、小鳥のさえずりを聞きながら歩くのは、なんとも気持ちが良いものです。

あなたも、良い散歩道を見つけて歩いてみて下さい。きっと「幸せホルモン」や「元気ホルモン」が分泌されて前向きな気持ちになれますよ。

そもそも人間は「動物」。動くことで元気になる!

人間は「動物」ですよね。植物ではないのです。動くものなのだから、動くことが前提なんですって。

でも、今は、デスクワークも多いですし、ネット社会なのでちょっとしたものでもネットで注文できて、殆ど歩かなくても生活できてしまう人もいると思います。

でも「動かないと人間は錆びる」そうです。つまり「酸化」してしまう。「酸化」は老化ですから、これはまずいことです。

2012年にシドニー大学のエイドリアン・バウマン博士らが発表した寿命についての研究によると「座っている時間が4時間未満の人に比べて、8~11時間の人は15%、11時間以上の人は40%も総死亡リスクが高い」ということです。

つまり「座る時間が長いと寿命が縮まる」というのです。逆に言えば、「座らず歩いていれば、寿命が長くなる!」と言えるでしょう。

さらに、座っている時間が8時間以上の人は、4時間未満の人に比べて、がんによる死亡リスクが20%増加するのだそうです。

全身で「動く」ことで、一番手軽なのが「歩く」こと。歩くことで、元気に生きていられるのであれば歩いたほうが得ですよね!

ただ、今の社会では、毎日沢山歩くことは、実際難しいこともありますよね。でも、生活を細かく見返してみると、案外「歩く」ことはできると思います。

私自身の生活を見てみると、平日は車通勤でなかなか意識的に「歩く」ことは難しいです。とはいえ、仕事中には移動もありますから、その間は歩いています。お昼はお弁当をデスクで食べますが、少し時間を見つければ、10分位散歩することは可能です。

1日に10分位でも良いのです。1日1万歩、歩こう!なんて気負わなくても良いのです。少しでも「歩く」。そして、体と心を開放してあげるのです。

「歩くことで寿命を延ばして元気を追加している」と思えば、歩くことも少し楽しく思えませんか?

「歩く」のはコスパ最高の気分転換方法!

先日、休日に、友達を誘って歩きに行ってきました。私がいつも散歩するコースに誘って歩いただけです。でも、友達は「歩く」休日の過ごし方をしたことがなかったようで、とても感激していました。「すごく遠くまで行った気がする!」と。

実際には、近所に住む友達なので、お互い家から徒歩で出発して、近所の小学校区内の一部を歩いただけなのです。

でも、普段車でサーっと通ってしまう道を歩いてみたり、猫が歩くような脇道に入ってみたり、畑仕事をしているおばあちゃんに挨拶したり、本当に近所なのに、いつもは見えなかった風景が見えて、すごくリフレッシュできたようでした。

私にとってもそれは同じ。何度散歩しても、季節によって、日によって、咲いている花が違ったり、畑の色が違ったり。

空が青いこととか、風が吹く時に音が鳴ることとか、鳥はさえずりながら飛んでいることとか、そういう普段意識しないことに気づかされ、私たちは地球の中で生かされていると思うことができるのも、散歩の効用。

歩くことで、気持ちや考えが整理されることも多いです。

京都に「哲学の道」という道があります。銀閣寺を通る疏水べりの小道で、全長約2km。哲学者の西田幾太郎さんが思索にふけったといわれる小道です。春は桜が美しく、夏は緑、秋は紅葉、冬は雪景色が美しいそうです。私は春先に歩いたことがあります。歴史ある寺社のほか、おしゃれなカフェなどもあり、人々の生活の場とも近くなんとも素敵な小道です。

哲学者の先生も、「歩く」ことでひらめくことを知っていたのでしょう。

実際、歩くと脳は、何もしていない「デフォルト・モード・ネットワーク」という状態に入るそうです。これは、「ボーっとしている」状態なのですが、最近の研究では「ボーっとしている状態」と「何かがひらめく状態」は似ているということが分かってきたそうです。

まぁ、私のような凡人は、皆さんが驚くようなひらめきをすることはないにしても、自分自身の生き方などについてのひらめきがあれば、それだけでも人生を豊かにすることができますよね。

ずっと悩んでいたことがクリアになるかもしれないし。そうでなくても、歩いてリフレッシュできる、しかも、どこかへ交通費をかけていく必要もなく、お金をかけずに元気になれるのですから、歩かない手はないと思います。

もし、あなたも、何かで思い悩んでいたり、気分がすっきりしないときは、外へ出て歩いてみて下さい。緑がある場所なら尚良いです。緑を眺め、風に吹かれ、鳥のさえずりを聞いて、歩くだけで、本当に気持ちが晴れますよ

まとめ ~歩いて元気になろう!

今回は、歩くことの効用をご紹介しました。

疲れたときは眠る。そして起きたら、歩く。お金も全然かからないし、どこかへ行く必要もないし、道具も必要ありません。

「歩くと気持ち良い」と何気なく思っていたことが、実際に、テストテロンやセロトニンという前向きホルモンが出ていたり、長寿効果もあるということが分かりました。

40代以降は、人生の折り返しに差し掛かる時期ですね。心と体の健康のために、生活の中に「歩く」ことを意識して取り入れていくと良いですね。

おすすめ参考図書
病気の9割は歩くだけで治る! PART2
 体と心の病に効く最強の治療法今回の記事は、こちらの本を参考にしました。できるだけ薬を使わずに「歩く」ことで心の病である「うつ病」の対策をしたり、「生活習慣病」を改善する方法が書かれています。もちろん、歩くだけですべての病気が解決するわけではありません。でも、ある面では薬よりも持続的な効果がある「歩く」効用。もっと詳しく知りたい方は、ぜひ読んでみて下さいね。

 

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