40代からでも年収200万円でも貯蓄できる!貯蓄グセの力でお金に負けない

私は45歳で4回目の転職をしました。

長年合わない仕事を続けてきたために、ストレスが最高潮に達してしまい、自分自身を見失いそうになりそれまでの仕事を退職し、転職したのです。

転職したのは、学生時代に一度夢見て諦めた仕事。まさか45歳になって就けるとは思わず、夢かなったりの嬉しい転職でした。

でも未経験職種への転職だったため、年収は大幅に減りました

精神的には良い状態になり仕事が楽しくても、家計が火の車では元も子もありません。子供たちは中高生で進学を控えており、また、私はシングルマザーでもありましたので、家計を健全に回すことはとても大切です。

ですから、「この中でも貯蓄をする」と決心しました。人生仕切り直しと思って、今の身の丈から将来の目標をもう一度見直して、現実的な額の貯蓄を始めることにしたのです。

そうしたことで、家計の流れがクリアになり、貯蓄ができていることで自信にもつながり、将来への希望が持てるようになりました。

このページにたどり着いてくださったあなたも、もしかしたら、40代で、何かのアクシデントにより貯蓄を失っていらっしゃるのかもしれません。詐欺かもしれない、投資の失敗かもしれない、離婚やリストラ、病気、家族の不幸等かもしれない。

今、大変なところかもしれません。でも、40代は、人生後半に差し掛かっているとはいえ、まだまだ時間があります。一般的な定年退職までは11年~20年。65歳の年金受給までも16年~25年ありますね。20代や30代とは違いますが、身の丈で考えてみると、時間がないわけでもありません。

ここからのスタート。
あなたらしいスタートでいいのです。貯蓄生活、始めてみましょう。

今回は、45歳の再就職時から私がやっている貯蓄方法をご紹介します。

ちなみに、主に参考にしているのは、家計再生コンサルタント横山光昭さんの「横山式90日貯金プログラム」という方法です。横山さんが貯蓄を始めた時は、やはり無職で借金まであったとか。でも、見事に借金を返済し、その後ファイナンシャル・プランナー資格を取得。ご自身の経験から、家計がピンチになっている4,100人以上のクライアントさんを再生に導いたという方。

横山さんがおっしゃるには、貯蓄ができる人と年収は関係ないと。高ければ高いほど良いわけではなく、むしろ、年収200万円とか300万円とかの人のほうが「現実的に身の丈の生活をする」ために、きちんと貯蓄ができる傾向があるとか。もし、あなたが「貯金できるほど余裕ないよ。。」と思っていても、希望が出てきませんか?

私は、横山さんの方法の他、自分で考えた方法も組み合わせています。あなたのご参考になれば幸いです。

毎月の収入の使途予定を決める

お給料が決まったら、そのお金を毎月どのように使うのか、予算を立てましょう。

給与がダウンした場合は、そのお給料の中で、どのように生活を組み立てていくのか、冷静に考えましょう。家賃や住宅ローン、光熱水道ガス費、通信費、新聞代などの情報費、食費、子供の教育費、日用品費、保険、娯楽費、貯金に回すお金。

それらを、毎月のお給料の中でやっていける額の中で色分けをします。

また、この時、貯蓄額を敢えて決めるということも大切です。

貯金は、できないと思うからできないので、「できる!」と思えば、絶対にできます。お金は、使ってしまえば終わります。でも、貯めれば貯まるのです。

であれば、少しでも貯めたほうが良いですよね。将来のためです。まずは、小さな額でもいいから、家計の中で貯蓄に回すお金を決めて、そのほかの家計での予算を立てましょう。

カットできる固定費を見直す

転職により年収がダウンした場合や、貯蓄額に回せる額を捻出するのが難しい場合、固定費にムダがないか確認してみましょう。

たとえば、住居費、通信費、大していかないのに惰性で入っているスポーツクラブ等。

気を付けて節約するのも大切ですが、やはり、大きく節約できるのは固定的な費用を下げることです。一気に下がることも多いので、ここは面倒でもぜひ見直してみて下さいね。

私は通信費を見直し、スマホを格安スマホに変更しました。その時の記事は、下記です。

格安スマホ「mineo(マイネオ)」体験口コミあり!スマホ代金を見直して、家計を守ろう!

お金を「消費」「浪費」「投資」に当てはめて家計簿をつける

予算を立てたら、その予算内で使うようにします。そして、使ったら記録すること。

その記録の際に、使途を「消費」「浪費」「投資」の3つのどれに当たるかを意識します。これは、横山光昭氏の本「年収200万円からの貯金生活宣言 正しいお金の使い方編」で学んだことです。

ここでいう「消費・浪費・投資」は下記の通り。

「消費・浪費・投資」とは?

消費: 食料や住居費、水道光熱費、教育費、被服費、交通費など。

浪費: 嗜好品(タバコやお酒、コーヒー)、程度を越えた買い物やギャンブル、高金利など。

投資: 習い事、本代など学ぶための費用、投資信託、貯蓄など。

お金をどのように使ったかを記録することで、浪費が多くないか、投資が少なすぎないか等を把握していきます。

記録は、ちゃんとした家計簿でも良いですし、大学ノートでもOKです。

私は、大学ノートにつけています。これが一番シンプルだから。

方法としては、下記の通りです。

「消費」「浪費」「投資」を意識した家計簿の付け方

1.大学ノート等、家計簿として使うノートを準備します。

2.買い物をしたら、必ずレシートをもらいます。毎日とか気付いたときにお財布からレシートを出して大学ノートに日付、使途、金額を記録します。

3.たまに、使途が「消費」「浪費」「投資」のどれに当たるかを意識して金額を計算します。色を付けても良いと思います。

4.月末に、収入と支出を〆て、使途別の金額をざっくり把握します。

最初は面倒かもしれませんが、習慣にしてしまうことです。ざっくり把握することが目的ですから、1円単位で合わない~~。。。と大騒ぎしなくても大丈夫。

それに、これをやることで、お金が増えるのですからね!だって、貯蓄できるんですよ~。やればできるなら、やるしかないです。

【大学ノート家計簿のつけ方はこちらで紹介しています】

簡単!大学ノートで家計簿をつけよう!お金の流れの把握して貯蓄を増やす

 

自動的に目に見える貯蓄ができる仕組みを作る

毎月のお金で貯蓄する額を決めたら、その額を、給料日に真っ先に貯蓄に回してください。

一番オススメなのは、銀行の自動積立です。毎月、いくら、何日に積立として回してくれるので、自分でやる必要がありません。そして、年に1度まとめて定期にすることなどができます。

あなたの銀行にも、そういうサービスがあると思うので、ぜひ銀行に問い合わせてみて下さいね。

私の場合は、再就職先で指定された銀行に新しく口座を作りましたので、その口座にお給料が入ったら、貯金に回す金額を決めて、その金額は口座に残すようにしました。

そのほかの金額は、若い頃からメインに使っている銀行に移します。恒常的な支払いがメインバンクから引き落とされるので、万一引き落としにならなくなると大変だからです。

ですから、私の場合は、貯蓄はすべて給与口座に残ることになりました。把握もしやすくて、これは良い方法だなと思っています。

あなたも、自動積立や、給与口座と積立口座を分ける等して、「自動的に」「目に見える」貯蓄ができる仕組みを作ってみて下さい。

貯蓄グセがつくまで、クレジットカードは使わない

クレジットカードを多用している場合、貯蓄グセがつくまでは、使わないことです。

確かに、ポイント狙いの一括払いならばよいかもしれません。でも、分割で身の丈以上のクレジットカードを使ってしまうならば、いつまでたっても借金を繰り替えすことになり、せっかく、毎月貯蓄を積み立てても、結局は借金が増えているということになりかねません。

ちょっと意識しないかもしれませんが、クレジットカードで分割して支払うということは、カード会社に借金をしているということです。

キャッシュレス化の流れでポイント還元など、クレジットカード払いは魅力もあります。でも、今の時点であなたが貯蓄ができない状態ならば、貯蓄グゼがしっかり身に着くまでは、お金をちゃんと「現金」という実態があるもので見て、ありがたみを感じながら使うことをおすすめします。

場合によっては、クレジットでしか支払えないものがあります。それは仕方がないのでクレジットで。

でも毎月何日に請求がかかっているということを、クレジットカードでの支払い分も整理してしっかりと家計の中に組み入れましょう。そして、無駄があれば、勇気をもってカットすることです。

クレジットカードを使うのは、それがちゃんとできるようになり、貯蓄グセがついてからにしましょう。

月に3日、お金を全く使わない日を作る

横山光昭さんの本で、なるほどな、と思って実践していることで「月に3日、お金を全く使わない日を作る」というのがあります。

これ、実践してみると、結構できるものです。

「え?全くお金を使わないなんてできるの?」と思いますか?もし、あなたがそう思ったら、日々お金を使う場面を考えてみて下さい。日常だと、ランチ、飲み物、駅スタンドで買う新聞、タバコを吸う人ならタバコとか。。。

でも、これらって、カットすることはできませんか?

ランチはお弁当にする、飲み物はマイ水筒にして、フラっと寄ってしまうコンビニをスルーする。仕事が終わったら家にまっすぐ帰る。帰ってもネットショッピングはしない。

月に3日、そんなふうにまったくお財布を開けずに済む日を作ると、達成感もあって、ゲーム感覚で楽しいです。そして、貯金も増えるんですから、やってみて下さいね。

本を読む

一見貯蓄と無関係なのですが、オススメは「本を読む」こと。これも、横山光昭さんのオススメ。

どんな本が良いのかと言ったら、何でもOKです。目的は、「自分磨き」なので。

やはり、本を読み自分の内面を磨き、あるいは、心の栄養を補給し、メンタルを強くしていくには、学ぶことが大切です。

本は「投資」に当たりますが、そのお金を捻出することが難しい場合は、地域の図書館を利用しましょう。私も、よく利用しています。市立図書館には、割と最近出版された人気図書もそろっています。貸し出し中なら予約もできますし、市内のどこの分館にあっても同じように借りられるので、私は、市立図書館のホームページで目当ての本を見つけると予約を入れ、借りに行きます。行ったことがない分館に行くと、それだけで気分が変わって楽しかったりしますし。

学ぶことは、何歳になってもすごく有効な自己投資です。

もし、この先、お金を使わなければならずに貯蓄したお金を減らすことがあっても、あなたに力があり、また仕事ができたり、得た知識をお金に変えることができれば、貯蓄額が減ったって、またお金を増やしていくことができるのです。

何がなくなっても、身に着けた力は奪われません。あなたも、最高の自己投資である読書をしてみて下さい。

まとめ~40代からの貯蓄グセで、明るく負けない人生にしよう!

今回は、40代からでも、年収200万円からでも「貯蓄する!」と決めたらできるということと、その具体的な方法をご紹介しました。

  • 毎月の収入の使途予定を決める
  • カットできる固定費を見直す
  • お金を「消費」「浪費」「投資」に当てはめて家計簿をつける
  • 自動的に目に見える貯蓄ができる仕組みを作る
  • 貯蓄グセがつくまで、クレジットカードは使わない
  • 月に3日、お金を全く使わない日を作る
  • 本を読む

今、あなたがどんなどん底にいたとしても、投資や事業の失敗などで貯金が0円になってしまっていたとしても、始めたときがあなたの貯蓄人生1日目です。

貯蓄グセを身に着け、これからお金で困ることがない、あなたらしい人生を作っていきましょう。

【おすすめ書籍のご紹介】
年収200万円からの貯金生活宣言 正しいお金の使い方編」 横山光昭著4,100人を超える貯金ゼロ家計の方々を再生させてきた、家計再生コンサルタント横山光昭氏の本。貯蓄の本だと、典型的な夫婦共働きとか、夫・専業主婦・子供2人みたいな、モデル家族を中心にした話が多い中、そういう属性は全く関係なく、すぐに始められる貯蓄方法が書かれています。収入の額にも関係なく、家計を「消費・浪費・投資」に色分けして把握。その中で「投資」の一つとして貯蓄を組み込んでいけば、否が応でも貯蓄していけます。
「どうしても貯蓄ができない」「少ない収入でどうやって貯蓄すれば良いんだろう」等、お悩みの方におすすめです。

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