老後2000万円って?ロスジェネ世代の私達が今すぐ始めたい3つのこと

老後を無事に過ごすために、年金のほかに貯蓄2,000万円が必要と言われていますね。それを聞いて、あなたはどう思いましたか?「それくらい大丈夫!」と思いましたか?「マジ!?そんなの無理だよ」と思いましたか?

実際、年金を受給する年齢になるまでに2,000万円を貯蓄できる人が、どれほどいるでしょうか。

大企業に長年勤めて退職金があるとか、親からの援助があるとか、大きな問題なく人生を過ごしてきて貯蓄が沢山ある人ならできるかもしれません。でも、私たち就職氷河期世代、またの名をロストジェネレーション世代(ロスジェネ世代)は、難しい人が多いのではないでしょうか。

私も、4回転職していますし、合わない仕事を長期間続けたストレスでメンタルを壊しかけて投資詐欺に遭って貯蓄を減らしていますし、子供達の教育費はかかるし、2,000万円ってなんの話??状態(苦笑)

それでも、私たちは、この時代を生き延びていかなければなりませんね。だからこそ、「2,000万円貯蓄が必要」という金額面だけを見て、無理ゲーと最初からあきらめたり、生まれた時代を呪うんじゃなくて、ちょっと冷静に考えてみませんか?

今回は、私たちロスジェネ世代が「2,000万円必要な老後」に向けて、今すぐに始めたいことを考えていきます。

老後の2,000万円は、貯蓄や投資で作るだけが方法じゃない!?2,000万円に足りない分は老後稼げばいい

まず、何をすべきか考える前に、そもそも「老後に2,000万円必要」という議論はどこから出てきたのかを知りましょう。具体的な金額が出てくるからには、根拠があるはずですよね。

これは、2017年の家計調査で、夫が65歳以上で妻が60歳以上の夫婦世帯の実収入と実支出との差が月5万5,000円程度になるという統計から、年金受給世帯の家計は、大体90歳くらいまで生きるとすると、30年間で約2,000万円が年金のほかに必要というところからきています。

そういう根拠だって、知っていましたか?一律に、2,000万円必要だというわけではないのですよ。

統計上の平均の数字が、あたかも全員に当てはまるように言われているのです。

確かに、統計の数字は大切です。でも、あなた自身に、そっくりそのまま当てはまるか?と言ったら、そうではありませんよね。あなた自身が、どんな生活設計をしていくかとか、どんな資産を持っているかなどによって変わってきます。

ただ、言えるのは、年金だけでは老後の生活を支えるのはできないということ。

だって、日本の年金って、100年安心年金とはいうものの、そもそも現役世代の収入水準を給付する設計にはなっていないから。おおよそ、現役時代の収入の半分くらいをまかなうように設計されているのです。

【参考】厚生労働省サイト「いっしょに検証!公的年金」より

所得代替率の見通し~実際、「どのくらい」受け取れるのか

だから、やっぱり年金だけじゃ足りないんですよ。

「ね、やっぱり貯蓄が必要なんだ」って思いますか?

思いますよね。

はい、私もそう思います。老後のために貯蓄は必要です。

でも、年金で足りない分を、全て年金が受給できるようになる65歳までに、きっちり耳をそろえて準備しなければならないのでしょうか?

私は、そんなことはないと思います。

老後って、仕事を辞めてお金を稼げなくなってから始まるものでしょう?だったら、まったく働かなくなる「完全な老後」を迎えるのを先延ばしにすれば良いんです。つまり、年金をもらいながら、足りない分は働いて稼げばよいということ。

そうすれば、65歳までに2,000万円なくなって、だいじょうぶだと思いませんか?

今から私達は、2,000万円とはいわずとも、できるだけ貯金をふやすこと。それから、細くてもいいから長く仕事を続けること。これだけで、老後の備えとしては随分心強いものになると思います。

1万でも2万でもいいから毎月積み立て貯蓄を始めよう

さて、ここからは、私達ロスジェネ世代が、老後2,000万円論議に負けずに生き抜いていくために、今すぐ始めたいことを3つ書いていきます。

まず一つめ!

これは、あなたにも絶対に今月から始めてもらいたいこと。

1万円でも2万円でもいいから、積立貯蓄をはじめましょう。

「え??全然、そんな余裕ないよ。。」なんて思ったあなた!
それだから貯金ができないんです!

サラリーマンであれば、毎月お給料日がありますね。そのお給料日に、1万円とか2万円とか、額を決めて強制的に積み立てましょう。会社の財形貯蓄があればそれを利用しても良いし、一番簡単なのは銀行の積み立てを利用することです。

貯蓄は余ったお金でするんじゃダメです。最初に貯蓄として確保するんです!

確定拠出年金やNISAなど、世の中には節税になる老後資金の積み立て方法もあります。でも、定期的な貯蓄をすることもできなかった方の場合、制度を理解するのだけでも結構大変です。

それに、投資にはリスクがあります。もし、あなたが投資なんて分からないとか、調べてみないと分からないと言って、まごまごしてしまうくらいなら、さっさと給与受け取り口座がある銀行へ行って積立貯金の手続きをしてきちゃってください。

私たち40代のロスジェネ世代は、年金をもらう65歳まで、少なくとも10年~20年弱の時間があります。この時間を味方につけて、コツコツと貯蓄を積み立てていくのです。

仮に、あなたが45歳で、1か月1万円積み立てた場合、65歳までの20年間で240万円になります。2万円なら、480万円です。3万円ならば、720万円。

240万円や480万円、720万円だけで、老後を過ごすことは難しいかもしれません。

でも、年金をもらうようになれば、この貯蓄に、年金と、月に5万円でも3万円でもパートタイムで稼ぐことをプラスすれば、やっていくメドがつくのではないでしょうか。

あなたが、サラリーマンではなく自営業だった場合も同じこと。日々の生活に追われるだけじゃなくて、額を決めて、少しずつでもいいから強制的に毎月積み立てましょう。

今からでも大丈夫です。あなたが、まったく貯蓄をしていないならば、今月から積立貯金を始めてください。

毎月の生活費でカツカツで貯蓄に回せないというあなた。貯蓄も生活費だと思って、なんとか1万円、捻出して自分の将来の生活費を前借りするのです。そうすることで、10年後、15年後、20年後に「あぁ、あの時がんばって積立を始めて良かった」と思うはずです。

【貯蓄を始めたい人はこちらもどうぞ】

40代からでも年収200万円でも貯蓄できる!貯蓄グセの力でお金に負けない

65歳を過ぎても毎月3万円~5万円稼げる「稼ぎ力」をつけよう

二つ目は、「稼ぎ力をつける」こと。

あなたが会社員であれば、余程の理由がない限り、辞めずに続けてその道や分野での経験を蓄積していきましょう。そして、定年退職後、再雇用されるとか、別の会社に移るとか、パートタイムで働くとか、3万円でも5万円でも、稼げる力をつけておきましょう。

もし、その分野で資格があれば挑戦して取得しておくのも良いでしょう。40代は、まだまだ挑戦できる年齢です。今更勉強??なんて思わないこと。

70代の先輩に言われましたが、40代なんて、まだまだひよっこなんですって。まだまだ若い。「『もう年だから』なんて、30年早いんだよ!」とのこと(笑)

だから、諦めずに力をつけていきましょう。

また、もし、あなたが今の仕事に限界を感じている場合は、自分が本当に好きなことや得意なことは何か探して、仕事をしながらそのことをする時間を作っていきましょう。

例えば、私の10年上の先輩のことをご紹介しましょう。その先輩は、仕事は一般会社で経理事務をしていますが、趣味は生け花です。勤めと子育てのかたわら、ほそぼそとお稽古を続けてきて、50歳を過ぎてから、休日に子供達に生け花を教え始めました。収入としては微々たるもののようですが、それでも、好きな生け花を極めて教えることがとても楽しいといいます。仕事を定年退職したら、もっと幅を広げたいと思いながら、今は週1回、生け花の先生をしています。

老後に必要な資金は年金以外に2,000万円ということを始めに話しました。その根拠は、年金だけでは月に5万5000円足りず、仮にそれが30年続けば2,000万円になることです。

であれば、2,000万円またはそれに足りない額を、老後稼ぎながら作れば良いのです。再雇用やパート、趣味で何かを教えたりすることで、月に3万円~5万円を稼ぐことなら、できそうに思いませんか?

私達ロスジェネ世代の40代として、今から備えるのは、そういう定年退職後の3万円~5万円を稼ぐ力です。

「2,000万円なんて作れない!」「政府は我々ロスジェネ世代を見捨てるのか!」なんて叫ぶよりは、老後にも3万円でも5万円でも稼げる力をつけることの方がよっぽど建設的だし、精神衛生上も健康的です。

これからは、一発逆転とか、一気に2,000万円儲けようなんて考えるだけが正解じゃありません。負けなければ、人生は大成功なんだから。コツコツと、負けない人生を作っていきましょう。

体力をつけよう

老後を迎えるまでに2,000万円を耳をきっちりそろえて用意することが簡単じゃない、私達ロスジェネ世代。でも、私達には、老後までの時間と、体力があります。

そして、2,000万円に足りない分を、老後にもわずかながら稼ぎながら作っていく私達には、体力が必要です。

体力と気力。それがあれば、老後だってへっちゃらのはず

そのために、40代の今だからこそ、体力をつけることを意識してみましょう。だからといって、会費を払ってスポーツクラブへ行く必要なんてないですよ。高いお金を払ってゴルフを始めなくても良い。何かの装備を買わなくても良いし、どこか遠くへ行かなくても良いです。

一番手軽なのは、ウォーキングかスロージョギングです。職場まで自転車で行ける距離ならば、自転車通勤も良いでしょう。

私が一番おすすめしたいのは、ウォーキングです。ウォーキングならば「マインドフル・ウォーキング」という方法で瞑想を取り入れることもできます。そうすれば、体も心もリフレッシュできて一石二鳥。

老後2,000万円に打ちのめされていないで、歩いて歩いて備えていきましょう。

【マインドフル・ウォーキングについてはこちらをどうぞ】

幸せになる歩き方「マインドフル・ウォーキング」で悩みを消そう!

 

まとめ

老後のために2,000万円の貯蓄が必要論議は、今に始まったことではなく、計算上は前から出ていたもの。昔ならば、その2,000万円を貯蓄や退職金で賄うことができた人が多かったのではないかと思います。

でも、私達ロスジェネ世代は、非正規雇用も多く退職金なんてあてになりません。貯蓄だって、前の世代ほど沢山出来たわけでもありません。

だから、前の世代と同じように人生設計をするんじゃダメです。超高齢化社会ですから、高齢者も労働力として無視できない存在になっています。そこは、私達ロスジェネ世代にとっては追い風ですよ。

私達の人生は、私達の力で幸せにしていきましょう。自分の人生は一度きり。生まれた時代を恨んでも何もなりません。今、できることをやって、思い切り生きていきましょう。そのために大切な3つのこと。

1.今すぐ積立貯蓄を始める
2.稼ぎ力をつける
3.体力をつける

負けないだけで大成功ですからね(*^^*) がんばっていきましょう。