2019年5月に政府により発表された「就職氷河期世代支援プログラム」。3年間の取り組みでこの世代の正規雇用者を30万人増やすことを目指し、就職のための相談、教育、就職支援まで切れ目のないサポートを行うというものです。
これを受け、自治体や、企業などによっては、既に独自に動き始めたところもあります。10月末には、内閣府による特設ホームページやTwitterも開設され、支援が本格始動を始めました。
でもいったい、どこで私たちはこの動きを知れば良いのでしょうか。時折流れてくるニュースだけではなく、どこをチェックすれば就職氷河期世代支援プログラムの最新情報がチェックできるのか、ご紹介します。
1.内閣官房HPの特設ページ「就職氷河期世代支援プログラム」
内閣官房のホームページには、就職氷河期世代支援プログラム特設ページが開設されました。
(就職氷河期世代支援プログラム特設ページより)
ここでは、就職氷河期世代の方々が利用できるプログラムが説明されています。下記内容について、詳細のページにリンクできるようになっています。
- 安定した職に就きたい
- 働くための準備がしたい
- 生活に困りごとや不安を抱えている
- ご自身やご家族のひきこもりのことで悩んでいる
- スキルを磨きたい、学び直したい
- 地方での生活に興味がある
- もっと社会で活躍したい(女性)
興味があるページはチェックしてみて下さいね。
⇒ 内閣府HP 就職氷河期世代支援プログラム特設ページ
2.就職氷河期世代支援推進室 Twitter
内閣府の就職氷河期支援推進室はTwitter でも情報発信をしています。
ハローワークの専用窓口設置案内、具体的な施策のお知らせ、ガイダンス開催の案内等、タイムリーな情報を読むことができます。
ぜひフォローしておきましょう。
3.ハローワーク
就職氷河期支援プログラムの担当窓口は、各地のハローワークです。
ハローワークに専用窓口を設け、担当者が担当する形になります。
窓口の名前は、ハローワークによって異なり、たとえば東京の場合は池袋と立川に「ミドル世代チャレンジコーナー」、ハローワーク奈良では「正社員チャレンジコーナー」、兵庫県は「キャリアチャレンジ応援コーナー」が設けられています。
サポートの詳細については、あなたの住所を管轄するハローワークに問い合わせてみましょう。
「東京しごとセンターミドルコーナー」も活用しよう
「就職氷河期世代支援プログラム」は、今回の政府主導プログラムとしてハローワークが窓口となり行われるものです。
就職氷河期世代の私達にとっては、政府肝いりで挑戦させてもらえるチャンスなので、大いに活用しましょう。
資格取得等の教育から、就職まで切れ目なく支援が受けられれる今回のプログラムは、人材不足を埋める体の良い表面だけの施策だなど、心ない受け止め方をしている声も聞かれます。
でも、そんな声は抜きにして、30代後半や40代など、転職市場では正社員になるのは難しい年代の私達就職氷河期世代に「正社員になる」ことをサポートしてくれるこのプログラムには、まずは乗ってみることをおすすめします。
また、このプログラムと合わせて、前からある「中高年就職支援機関」の利用も検討しましょう。
中でも「東京しごとセンター ミドルコーナー」は、非常に充実したサポート内容で、求職者にも人気があるサービスです。
こちらは、30歳~54歳までが対象。就職氷河期世代もこの中にすっぽりと入りますね。
「正社員」を目指す人向けに、キャリアカウンセリング、就活セミナーや重点支援プログラムの実施など就職力をつけるサポートのほか、求人紹介も充実しています。
また、就職活動にはパソコンがほぼ必須ですが、東京しごとセンターミドルコーナーでは、無料で使用できるパソコンスペースがあります。そこで、応募書類の作成をすることもできます。
あなたが本当に正社員を目指してがんばろうという場合は、窓口は多いほうが良いです。都内にお住みの場合または都内に通勤している場合は、「東京しごとセンター ミドルコーナー」 の利用も視野に入れて情報収集することをおすすめします。
「東京しごとセンター ミドルコーナー」については下記の記事でも紹介していますので、ぜひご覧ください。
まとめ ~就職氷河期世代の皆さん!せっかくのチャンスなので生かしましょう
私たち就職氷河期世代は、学校を卒業して社会に出たときにバブル崩壊後で雇用環境が非常に厳しく、思うような就職ができなかった人が多い世代です。
生まれた時期によって、努力しても報われない世代と報われる世代があるのは、自分に原因がないと分かっていても、やはり人生は一度きりですから、チャンスロスをしたなぁと悔しく思うことも正直ありますよね。
そんな私達就職氷河期世代向けの就職支援プログラム。色々な制限や、条件はありますが、正社員になれるチャンスは生かす方が良いです。雇止めや、契約更新の有無を気にしながら働かなくてよいですし、ボーナスがあるのもありがたいです。
チャンスを生かして、がんばっていきましょう!
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