40代になっても毒親に悩むあなたへ ~自分の人生を生きよう!

子供をコントロールしたがる過干渉の親、暴言を浴びせる親、暴力をふるう親、子供にまったく関心を持たない親。。そういう親は「毒親」と言われます。

そんな親に育てられると、自分を肯定することが難しく、精神的な余裕もなくなり、自分で何も決めることができなくなったり、幸せを掴みたいのに寸前で逃してしまったり、何かと生きづらさを感じるようになってしまうといわれます。

時には鬱になったり、社会生活に大きな影響が出てしまうこともあります。

あなたが、もし40代になっても、毒親に育てられた影響で自分らしい人生を送れていないなら、ここは勇気をもって自分が毒親育ちという現実を直視して、毒親から自由になる道を探しましょう。

40代になっても毒親に振り回されて情けない。。なんて思わなくていい

あなたが、40代になっても毒親に振り回されていたとしても、情けないなんて思わなくていいです。

「もう大人なんだから」
「いい年して。。」

そんなふうに責めなくていい。

だって、あなたはずーっと、何十年もずーっと、親にがんじがらめにされてきたんでしょう?

何をやっても認められなかった。
もっと優しくしてほしかった。
がんばっている私を認めてほしかった。
親の望む進路に進めなかったからバカだといわれた。
「誰のためにやってやってると思ってるんだ!」と怒鳴られた。
「お前は何をやってもダメだからね」と言われた。
大人になっても門限が厳しすぎた。
お洒落しようとしたら「そんなの似合わない」と言われた。

数々の、親からの暴言や理不尽なコントロールに悩まされてきたんでしょう?

普通に親に認められて健全な親子関係が作れている人からしたら、ちっぽけなことに見えるかもしれません。でも、子供の頃から毎日言われていると、本当に自分の人格がつぶれていくんですよね。

だから、育つ過程で、学校へ行ったり、就職をしたり、友人関係をつくったり、恋愛したり、結婚したりするなかで、「それがおかしい」と気づいても、なかなか心に巣食ってしまった毒親からの呪縛って抜けないのです。

これは、年齢には関係ありません。

今、あなたが40代で、まだ毒親の呪縛に悩んでいるとしたら、それが現実。まずはその現実を認めてあげてください。

でも、あなたはまだまだ生きていくでしょう?このまま、毒親の呪縛から抜けず、窮屈な状態で生きていきたいですか?

いや、それが耐えられないから、これを読んでくれているのだと思います。

大丈夫。まずは、毒親に悩んでいるあなたを受け止めて、ここから変わっていけば良いのです。

毒親に感謝なんてしなくていい

よく「親には感謝しましょう」と言われますね。当たり前のように。

そりゃそうですね。目上の人は敬わないと。自分を生み、育ててくれた親は大事にしないと。

そうです、普通は。道義的にはそうです。あなただって、一般的にそうだということは、分かっていらっしゃいますよね?

でも。。

あなたは、親に「産んでください」なんて頼みましたか?

頼んでいませんよね?

親は親で、子供が欲しいと思ったから、子供を産んだわけですよね。それで生まれてきたのがあなた。

だから、あなたは生まれてきただけで、十分親孝行をしているのです。赤ちゃんの頃、あどけない笑顔で笑いかけるあなたに、あなたのお母さんやお父さんは、癒されたはずなのです。「子供って可愛い。。」幸せに思ったはずなのです。

あるいは、「子供を持って一人前」という価値観で生きてきた世代の親ならば、あなたが生まれたことで「一人前になれた」という世間体を満たすこともできたかもしれません。

さらに、産んだ子供を育てるのは、親の義務です。子供が「育ててください」と頼むものではありません。

子供を育てる過程で、あなたの親だって、沢山の喜びをもらっているはずなのです。面倒くささも一緒に。でも、その面倒くささは、親になった時点で当然親として引き受けることです。だから、その面倒くささを子供のせいにするのは、違います。

私は子供の頃から「誰のためにやってやってると思ってるんだ!!」「誰に育ててもらったと思ってるんだ!!」と父に怒鳴られてきました。

父の気に入らないことをやると、例えば「赤は好きじゃない」と言っているのに、母が買ってきた赤いセーターを着るように言われて「赤はキライ」と言っただけで、「誰のために買ってやったと思ってるんだ!」と怒鳴られたり。

そうやって親から言われて傷ついたことって、何十年たっても忘れないんですよね。

さらに、今になっても、父は、挨拶しても、私に返してくれませんから。

私: おはようございます。
父: ・・・
私: おはようございます。
父: お前は、いつまでたっても心を入れ替えないな。お前が心を入れ替えるまで挨拶はしないからな。

なんか、書いてて笑っちゃうくらい、ひどい親(笑)「心を入れ替えるまで」って私、そんな非人道的な娘ですかいな。

そんな親にね、全面的に感謝なんかしなくって、良いですよ。

そりゃ、育ててもらったこと、教育をつけてもらったこと、離婚やリストラで大変な思いをした時に実家に戻らせてくれたことには感謝していますよ。でも、だからって、そんなに親に否定されて、傷つけられるために生きているわけじゃないです。

あなたが毒親にどれだけ傷つけられてきたのか、毒親のせいでどれだけ生きにくさを感じているか、人生でつまずきを感じているかは、あなたにしか分からないかもしれません。

でも一つ言えるのは、あなたは盲目的に「親だから」という理由だけで毒親にまで感謝しなくていいということ。

あなたが、「ありがたいな」と心から思えるところが親にあるなら、その部分だけ感謝すれば良いです。でも、一般的に言われるように、全部ひっくるめて心からの感謝なんて、本心じゃなければする必要全然ないと思います。

だって、一番大切なのは、あなた自身が元気で、ハッピーでいることだから!

もし、親に感謝しなければならないと思うことで、エネルギーがそがれてしまうなら、無理することはないのですよ。

毒親なんて、捨てちゃっていい。毒親から逃げて良い

毒親から自由になるには、毒親を捨てるしかありません。

もしかしたら、変わってくれるかな。。。
今度こそ、優しい言葉をかけてくれるかな。。
お父さんあお母さんだって、もっとリラックスして接してくれるだけで楽になるのにな。。

子供なら、親にそういう期待を抱いてしまうものです。

でもね、これまで何十年も、変わってくれなかったのです、あなたの毒親。

そんな人が、あなたからのお願いとか、あなたからのアドバイスなんかで、変わるわけないです。

悲しいけど。。。

そんな奇跡、あんまりないと思います。

だから、親が変わってくれるかも。。という期待は捨てましょう。

そして、毒親も捨てましょう。

物理的に捨てるのか、精神的に捨てるのかは状況によると思います。

もし、あなたが、親と絶縁して一人やあなたの家族と生きていくことができるならば、物理的に捨てる、というか、目の届かないところに逃げるのが一番良いでしょう。

でも、何らかの理由で、同居を続けなければいけなかったりする場合は、精神的に捨てましょう。気持ちの上で、「毒親とは関わらない」と決めるのです。

介護が必要だったり、何らかの世話になっていたり、世話をする必要があるならば、それは人としての道義でやればいいことです。精神的に毒親に支配されながらやる必要はありません。

一番大切なのは、あなた自身が「毒親を捨てる」と決めることです。

毒親を捨てて、自立して生きていく覚悟を決めるのです。

あなたは自分の人生を生きていい!

あなたは、完全に自分の意志で、思うように生きて良いのです。自分の良心に従って。

人の道にそれたことをしない限り、自分でやりたいことをやって、自分の希望どおりに努力して、自分にあった仕事を見つけて、好きな人と一緒に生きていっていいのです。

親の希望通りの人生を生きなくてもいいのです。

親の言うことばかり聞かなくていいのです。

たとえ、親に何を言われても。「親の方が長く生きているんだから、親の言う通りにしていればいいんだ。どうせお前なんか、正しい判断ができないんだから」と言われても。← これ、実際私が、今でも父に言われること(笑)

あなたは、親の操り人形じゃありません。

かけげえのない、ひとつの、尊い人格を持った素敵なあなたなのです。

だから、自分の人生を生きましょう。親の人生じゃなくて、あなたの人生を。

親が生み出してくれた命を、ちゃんと使い切って、幸せな人生を歩んでいきましょう!

これからだって、大丈夫です。

もう40代だから、なんて思わなくていい。まだまだ人生折り返し。これから自由に生きることができれば、十分幸せになれますよ。がんばりましょう。

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