県外の国立大学進学!いくらかかった?受験から入学までの費用総まとめ

子どもの大学進学は、嬉しいものですよね!
その反面、「えーー!!大学進学ってこんなにお金がかかるんだ。。」と愕然とすることも。。

特に、初めてのお子さんが大学進学を迎えるとき、「そんなお金もかかるの!?聞いてない。。」ってこともあると思います。

そこで、今回は、県外の国立大学に進学した我が家の子どもの受験から入学までの費用をまとめてみました。

県外の国立大学進学!受験から入学までのリアルな費用

いきなり結論ですが、うちの子どものリアルな受験~入学までの費用を表にしてざっくりご紹介します。

分類 項目 費用
受験 共通テスト 18,000円
私立大学受験料① 35,000円
私立大学受験① 交通費 10,000円
私立大学受験料② 35,000円
私立大学受験② 交通費 10,000円
私立大学受験② 宿泊費・食費 15,000円
私立大学受験料③(共通テスト利用) 35,000円
国立大学二次試験 受験料 17,000円
国立大学二次試験 交通費 30,000円
国立代大学二次試験 宿泊費・食費 30,000円
入学金・授業料 私立大学入学金・前期授業料
※このうち入学金30万円は後日返金
770,000円
国立大学入学金・前期授業料 550,000円
学用品や保険 教科書等 50,000円
保険(生協のもの) 15,000円
パソコンとプリンター 200,000円
家賃 アパート敷金・礼金・仲介手数料・1か月分の家賃 140,000円
家電や生活用品 テレビ、掃除機、布団、食器や調理道具など 100,000円
引っ越し 大物家電や家具がなかったので宅配便で複数口送付 10,000円
交通費・家族の宿泊費 60,000円
合計 2,190,000円

約220万円!!

結構大きな額ですよね。

他のご家庭はどうなんだろう、と調べてみたら、公益社団法人生命保険文化センターによると、「受験から入学までの費用は、自宅外通学者で約220万円」ということです。(出典記事はこちら

偶然にも殆ど一致!

べつに、先に生命保険文化センターのウェブページをチェックしてから帳尻があるように計算したわけではないんですが。。ほとんど一致していることに、びっくりというか妙に納得。「高かったけど、普通なんだなぁ。。」と。

ただし、内訳をみると、ちょっと違いがあります。

生命保険文化センターの方は、大学の学費部分が「初年度納付金」となっているのに対して、私が上記で集計したのは、大学に納める費用は、入学金と前期授業料まで。ですから、後期授業料まで入れて、「初年度納付金」にすれば、あと約23万円上がり、合計242万円になります!!

大学進学費用を考える時、どうしても「初年度納付金」だけを見がちです。でも、もちろん、それだけじゃすまないのですね。

また、うちの場合は、子供が一人暮らしをするアパートに、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコンの大物4家電が付いているのでかなりラッキーでしたが、これがついていないと、家財道具部分の値段が大きく上がります。

逆に、もし自宅から通うのであれば、この部分はすっかりなくなりまし、敷金礼金などがない大学の寮に入る場合なども、ぐんと費用は下がるでしょう。

とはいえ、やはり子供の大学進学には、それなりのお金が必要です。

大学受験から入学までの費用の意外な盲点!

大学受験から入学までにかかる費用で、ちゃんと見ておかないといけないと思ったのが、滑り止めの大学に支払う入学金と前期授業料です。このうち、前期授業料は辞退後に請求すれば返ってきますが、入学金は返金されません。うちの場合は、入学金は30万円で、前期授業料等が47万円、合計77万円でした。

多くの大学が、合格発表後、数日から1,2週間の間に設定される支払い期限までに、入学金や前期授業料などの手続き費用を支払わなければならないとしています。そして、そのお金を支払わないと、合格が取り消されます。

うちは、国立大学が第一志望だったので、国立入試が始まる前にすべての私立大学入試がありました。そして、私立大学の中での第一希望大学に運よく合格し、それが私大合格発表の最後ではありましたが、他にも合格した第二希望以下の私立大学の入学金支払い締め切りよりも前に私立第一希望の合格発表がありましたので、滑り止めとして支払う入学金と前期授業料は1校分だけで済みました。

といっても、77万円。。。かなり大きな金額です。
このうち、入学金の30万円を除く47万円は、後日正式に辞退の届を出して戻っては来ましたが。。。
でも、やっぱり、高い。。。

それが普通なのかもしれませんが、大学入試の日程と合格発表、入学金等の支払い期限をしっかりと確認してから受験計画を立てないと、2校分の入学金と前期授業料を支払わないと安心できないこともあるので、日程はしっかりと確認してください。

あとは、そもそもの話ですが、資金計画を立てる時に、この「滑り止め大学に支払う入学金と前期授業料」をしっかりと入れておくことが大事です。

確かに、入学金以外のお金は入学辞退の手続きをすれば返ってきますが、本命大学の入学手続き締め切りまでには、返ってこないのです。うちの場合は、3月末頃までに入学辞退を申し出て、4月中旬頃に返金されました。本命の国立大学の入学手続きの〆切はとっくに過ぎていましたから、滑り止め大学の授業料の返金を待ってから、そのお金で本命大学の授業料を払うということはできませんでした。

ですから、いったんは、2校分の入学金と前期授業料、諸経費を払うと計算に入れておかないと、せっかくの合格が台無しになってしまいます。

220万円の大学受験から入学までの費用をどうやって準備したのか

うちは、一人親家庭。子どもの大学受験前年に私が転職して収入がかなり減ったこともあり、経済的にはまぁ、そんなに余裕のある状況ではありませんでした。

じゃ、どうやって、そんな大金を準備したか、ですが、これは、実は子供がまだ4歳位の頃、会社都合でのリストラに遭い、上乗せされてもらった退職金を、学資保険として固めておいたのです。子どもが18歳になる年、つまり、高校3年生の11月ごろに、300万円がおりるように学資保険をかけておきました。

当時、生命保険の営業の方に、「高校3年生の11月に300万円が入るように」と言われて、「え?2月頃でいいんじゃない?」と思ったけれど、素直にそのように設定してもらって良かったです。

なぜなら、大学の入学金を支払うのは2月頃じゃないか、と漠然と思っていたのですが、もし、秋に指定校推薦やAO入試等で合格したら、やはり、合格発表後すぐに入学金や諸経費を支払わなければならなかったからです。それを、子供が小さい頃は気付かなかったのですが、提案してくれた生命保険会社の方には感謝です。

ですから、もし、この記事を読んでいらっしゃるあなたが、保険などで子供の大学受験費用を工面しようとしているとしたら、高校3年生の秋に使えるように設定することをおすすめします。

また、300万円という金額もなかなか妥当だったなぁと思います。

もし、縁あってこのブログを読んでくださっている皆様が、大学受験から入学までどれくらいの費用がかかるんだろうと思っていらっしゃるとしたら、参考になると幸いです。

県外大学進学の受験から入学までにかかったお金は220万円くらい!計画的に準備しよう!

 

今回は、県外の大学に進学した我が家の子どもの受験から入学までにかかった費用をご紹介しました。

偶然にも生命保険文化センターがまとめている統計データとほぼ一致の約220万円

大学入学後は、4年間の学費に加え、一人暮らしをしているので仕送りやら、自動車学校の費用やら、成人式やら、国民年金の費用やら、まだまだお金はかかります。

ただ、うちは、こちらの記事で紹介したように、生活費に関してはキーエンス財団の給付型奨学金を毎月10万円いただいているので、仕送りはしていません。本当に助かっています。

また、確かに、受験から入学まではそれなりにかかりますが、大学によっては受験志願時に申し込める奨学金の制度があったり、入学後から受けられる経済的な支援があったりします。各大学によって様々な制度があるので、ぜひ調べてみてください。

公的な奨学金としては、日本学生機構の奨学金もあります。申し込めるかどうか、こちらのウェブサイトでチェックしてみてください。

縁あってこの記事を読んで下さるあなたのお子さんや、もし大学受験生ご本人であればあなたご自身の努力が実って第一志望大学に合格し、希望の道へ進む事ができますように!

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